前回学校の話が出たので、もう少し学校の雰囲気について書きたいと思います。
学校の校舎は1階建てで、とても広くできていました。
「ストレンジャーシングス」を見ていると、校舎が通っていた学校によく似ているなぁ、と思います。でも、自転車で来ている子はいませんでした。歩きか、バスか、車です。
とくに歩きか車かは決まっていなくて、申請も不要で、例えば雨の日などはみんな親に車で送ってもらっていました。
敷地は広くて、広大な、広大な芝生のフィールドもありました。あまりに広くて奥まで行ったのは校内のマラソン大会のときくらいだった気がします。
カフェテリアや体育館エリアはフローリングですが、教室エリアは総絨毯でした。
日本の学校とは本当に似ても似つかない空間で、日本の学校に入学したときに、その環境の違いにたいへん不安を覚えました。その時の不安な気持ちが強く残っていて、今でも学校に行くと、わずかながら嫌な気持ちがあります。
一番違うと感じるのは匂いでした。芳香剤だったのか消臭剤だったのか、薬品なのか…アメリカは、学校だけじゃなく、いろんなところにこの薬品のようなにおいが立ち込めていました。日本ではあまり嗅いだことのない匂いです。
この匂いと、安心感のある絨毯。この2つがなかったことが強く不安を掻き立てた気がします。
そしてよく床に座りました。デスクもありましたが、床にそのままが多かったです。
例えば先生の朗読を聞くときとかは、みんな先生の周りに集まって、床にぺったんします。
そして、みんな胡坐でした。インディアンスタイルと呼んでいました。
他の座り方をしてもとくにとやかく言われることはありませんが(「お姉さんすわり」を男の子がすることもあります)、でもなぜかみんな基本コレです。
体に良いと推奨されていたのではないかと思います。
大人もこれでいたるところにぺったんでした。芝生の上とか。
今でも胡坐が楽なのですが、はしたないと言われそうでビクビクします…