牙を抜かれた主婦の絵日記

育児マンガとどうしようもない独り言。お気軽にコメントください!

【アメリカ西海岸の80年代】学校を休むのは普通のこと

最近ほしのグループの社長が、「休日にみんなで休んで旅行に行くのではなく、分散して旅に出るべき」という主旨の発言をしていて、考えさせられるものがありました。

 

それに続くようにして4連休での大混雑による感染リスクの恐れ。

 

日本ではレジャーは混雑と隣り合わせ感がありますし、

日常的に満員電車を利用している国民が、人との密接にマヒしているところもある気がします。

 

分散して休日を設定する案も素晴らしいと思いますが、

単純にもっと有休が取得しやすくなればよいと思います。

 

さらには、小学校くらいまでは、子どもが気楽に学校をお休みしてもよいのではないかな…と思うのです。

 

 

あとでこの話を書こうと思いますが、私が住んでいた場所では、勉強が本格化するのは中学校からでした。

もちろん、乗っている線路によって事情はゼンゼン違ったと思います。私立に行っている子なら、小学校からでもお休みしにくい環境だったかもしれません。

 

でも私が行っていた公立では、いつでもみんな気軽に休んでいました。

そして戻ってくると先生に促されて、休日にやったことをクラスメートに発表していました。

 

ちなみに、この当時のアメリカは、「あなたは特別」教育のピークだったと思います。自己肯定感を上げることで、麻薬や非行に走るのを防いでいたのかもしれません。

とにかく、自己肯定感を上げるために褒められまくりましたし、「自分」について発表する機会がふんだんに設けられました。ただただ、「私とは」とか「私の好きなもの」というテーマで資料を作って発表したこともあります。

 

そういうわけで、毎朝だったか月曜のみだったかは忘れましたが、

「Show and Tell」という時間があり、お休みにやったことに関わるものを持ってきてみんなに見せて話す時間がありました。

 

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こんな風にやっていました

 

中学校に入ると、いきなり選別が始まりました。勉強ができるとみなされた子は、進学校なみのスピードで勉強し、大量の宿題に追われることになりました。勉強が苦手とみなされた子は、自分のペースで勉強しつつ、得意なものを模索する環境が設けられました。

でも小学校はまだ社会性を身に付けたり、勉強の入門編と言う感じで、ゆるゆると遊びながらこなしていたので、休んでも遅れる心配がありませんでした。

賛否あるかもしれませんが、私はこのやり方はとても理にかなっているように思えて、自分の子供たちも、小学校卒業までは学問よりも家族との時間を大切にしてもらいたいなと思っているところです。

 

ところで、80年代のアメリカの自己肯定感を上げる教育については、

その時代に育った人たちが現在あまりにデリケートすぎて扱いにくいことが問題視されているそうです。

今はあまり自己肯定感を上げすぎる教育はしていないかもしれませんね。