吠える主婦の絵日記

育児マンガとどうしようもない独り言。お気軽にコメントください!

私の町田樹選手への愛が超新星爆発した4つの理由、その①

羽生sageになった。

羽生結弦、この男、完璧すぎる。

天才アスリートは大好きだ。
柔ちゃんだって、兄貴だって、真央ちゃんだって。
自分には全くない、永遠に到達しようもない才能に、憧れる。見ていてただ惚れ惚れする。

もちろん天才でありながら、さらに想像を絶する努力していること、
そもそも努力できる量が天才的であることも含めて、
天才を見ると「人類はこんなにすごいのか」と畏敬の念を抱く。

しかし、この羽生結弦という男のスペック。

・顔ごらんのとおり
・スタイル。
・成績オール5
・リンクの虫を助け、練習で転んで足強打した町田に真っ先に駆けつけ、被災地を気遣う優しさ
・コミュ障感0
・ぷーさんが似合ってしまう、おばけ怖い、てへぺろができる等の萌え属性
・金メダリスト

この人を見ていると、私は火星に移住したくなる。
同じ人として、あまりにも総合力が違うんじゃありませんか?
こんな人がいたら、私の価値なんて、価値なんて・・・もう1人で火星を耕してた方が私にはお似合いだ。やっぱり世界って平等じゃないんだな。


他の天才たちは違った。誰もが何かを犠牲にしていた。
競技のために、女の子らしさは犠牲にしてきた。ずっと試合ばかりで…人と話すのは苦手。練習以外の時は、ぼんやりしてる。
そこが涙を誘ったけど、天才とはそういうものだと思った。1つだけに突出しているもの。
けれどこの男は違う。


誰もが経験や価値というブロックを積み上げて、ある高さに到達しようとしているのが人生だとしよう。

私たちは一般的なA4コピー用紙くらいの、0.08mmの厚さしかないぺらっぺらなブロックをせっせと積んでいく。

一生かけても、せいぜい一軒家程度の高さにしかならない。
みんな積む条件は違うため、高台から建て始められる人もいるけど、
たいていは似通った環境で、せっせせっせと積んでいる。

そう遠くないところに、まだ若いのにずいぶん高いものを建てた男がいる。
彼のブロックはちょっと人より厚みがある。
それでも、何度も風に飛ばされて倒されかけたりしながら、
彼本人ボロボロになりながら富士山の頂上付近まで積み上げた。

すごいよ、大輔。私たちはそんなに何かのためにボロボロになることができない。
それに、ブロックが崩れかけて慌てふためく姿まで美しいじゃないか。優雅だ。ズルい。

大輔ばかり見上げて私たちが手を止めている間に、急速に横からニョキニョキなんか出てきた。
羽生ブロックだ。

「ゆづる、そこ、風めっちゃ強いとこだよ?大丈夫!?」

「大丈夫だよ!飛ばされないよ!」

彼のブロックは1つ130㎜くらいの厚みがあった。

「ゆづる、あっという間に大輔追い越して、もう富士山到達しそうだけど、
どこまで行くの?」

うん、エベレスト

「エベレスト!? エベレストなんて、日本にはないんだよ?そんな高度のところに行ったら、酸欠になるよ?」

「大丈夫だよ、道のりはつらいって知ってるよ。でも、一つずつ着実に積み上げれば、必ずいつかはたどり着けるんです。」

私たちの脇汗が衣服に絡みつき酸味を帯びた匂いを発するのをよそに、
彼はキラキラ光る汗をまき散らしながら笑顔でそういう。


ただ見上げるしかない私たちの視界の隅で、
何やらいびつなブロックが急にできてきた。

「町田君! 君、いつの間に?ずっとブロック積み、サボってたじゃないか!」

彼のブロックはみんなよりわずかに厚いだけ。1つ0.095mmだ。
それを蟻さんのように、せっせっせっせと積み続けている。
風が吹いても優雅には受け止めない「あ、あ、あ」と慌てながらブロックを守っている。
その姿はまるで、私たちだ。

「君どこまでいきたいの?」

・・・富士山7合目



いや、皇帝倒すとか言おうよ!
「憧れは高橋大輔選手」うん、そうなんだけど。
しかし、一般の人たちは永遠にたどり着けない高みではある。

まさかと思いながら見ていたら彼は本当に7合目まで積み上げた。
そして更に積もうとしている。

「まだ積むのかい?」

「はい、すべては人間次第(ティムシェル)、それはヘミングウェイの思いで僕が体現したい
ヘーゲルの最後の定義でありすなわち人が考える葦である以上・・・あれ、質問なんでしたっけ?

うーん、愛しすぎる。

彼は半端なくすごいんだけど、どこか私たちと同じように地面から薄いブロックを積んだ感がある。
しかも、途中まで彼のブロックは、私たちとそう変わらん高さだったと思う。
何せ、高校生時代くらいまでは、練習サボってばっかりでコーチたちを困らせたらしいし。 
それがある時に一念発起してガンガン積んでいったのだ。

「どーせ頑張っても一軒家が関の山だし」と思って手を止めていた私ははっとして、
また手を動かし始めたのだった。
だから町田選手が好き。今回の大会で、本当に勇気をくれたから。