ネットの海を漂っていたら、たまたまこちらのtogetterを見かけました。数日前に話題になってたみたいですね。
職場の女性が男性から外見をホメられた直後、陰で吐いた本音が怖すぎた「どうしよう涙が止まらない」 - Togetterまとめ
こちらが元のツイート。
他社の男性が、うちの職場の女の子に『へぇ、髪の色変えたんだ。可愛いじゃん』と言ってて、女の子も笑顔で喜んでた。僕は、こういう事をサラッと言える人がモテるのかと感心してたんだけど、男性が帰った後『またキモ山に絡まれた』と本音を吐く女の子を見て、僕の人間不信は加速するばかり。
— 昆布山葵 (@43ismamorigami) 2016年4月29日
こちらを見て、なぜこのようなことが起こったのか、女性目線でちょっと考えてみました。
(あ、今回もふざけてる・・・・・かも・・・・・・・・・・だって・・・)
横浜弁を使うから悪い
Togetterでも指摘されている方がいますが、
キモ山さんの発言に、上目線を感じるのです。
おそらく「また」絡まれたというからには、普段からキモ山さんはうっかり上目線風な発言を繰り返しているのではないでしょうか。
でも、じゃあなんでこの発言が上目線なのでしょう。
それはきっと、語尾の問題でしょう。語尾の問題じゃん。
じゃん。って。だって。なぜ横浜弁なのかっ!
一度この発言を、標準語に直してみましょう。
『へぇ、髪の色変えたんだ。可愛いいね』
少し上目線が緩和されたんじゃないでしょうか?私はこっちの言い方の方が好きですね。別に横浜弁にうらみがあるわけじゃありませんがこっちの方が好きです。
キモ山さんはやっぱりキモ山さんなんだと思う
しかし、なんだってキモ山さんはここで横浜弁を使うというミスを犯してしまったのでしょうか。っていうか、世の男性諸氏は、「似合うじゃん」という言い方は、基本彼女か気心の知れた女友達にしかしないんじゃないでしょうか。
要するに、キモ山さんは彼女との距離感を間違えているからキモ山さんなのだと思うのですが、キモ山さんがこの距離感を間違えてしまった理由、私はこの背景に、キモ山さんのメディアとの接触姿勢の間違いがあると思うのです。
相手がだれであろうと構わず、「可愛いじゃん」と言ってもよい男性がこの世に2人だけいます。
小栗旬と福山雅治です。
そして彼らが暮らすテレビのスクリーンの奥の世界では、イケメンと美女しか存在しないので、誰もが誰もといい感じの距離感で暮らせるのです。
ここで「ただしイケメンに限る、だろ?」と思ってしまったは不正解です。逆で考えてみてください。
2、3回話したことがあるだけのかわいい女性があなたのところにやってきて「そのメガネ、かっこいいじゃん、南、ドキドキしちゃうぞ」と言って鼻の頭ツンってしたら正拳突きかフェードアウトだと思うんですよ。
要するに、メディアと同じことをやっちゃいけないんです。福山と同じことをやっちゃだめ!だけどやっちゃったんです。キモ山だから。
このような、メディアとの接触姿勢の間違いは、誰でも一度は経験します。
それを、7歳で卒業するか、14歳で卒業するか、40まで引きずるかで、人生の進路が大きく異なると思うのです。
これ以上キモ山を産まないために
まず、キモ山がキモ山になってしまった背景には、日本語の難易度の問題があると思うのです。
日本語は難しい。
たかだか語尾の数文字が変わっただけで、こんなにも人間関係が変わってしまうのか。
もしも、もしもキモ山が
「可愛いわね!」と言っていたらどうでしょう。私の予想ではもうキモ山と呼ばれることはなくなると思います。相手の女性といい感じの友情が生まれた可能性もあると思います。
「可愛いかよ」だったらどうですか、もっとひどい結果になっていたでしょう。キモ山+ウザ山になってたでしょう。
「可愛いでし」とか言ったらキモ山がナゾ山ですよ。
とにかく、日本語は難しすぎる。
そこで私は文部省に提案したい。
口語の原始人化
口語で伝えることって、案外簡単なことばっかりだと思うんです。
このケースだって、キモ山は、「可愛い」という情報を伝えたいだけだったのにもかかわらず、たかだか語尾のせいで『お前のこと下に見て俺様がお前をちょっとスカした感じで褒めてやるよ』的な余計な情報が加わってしまったわけです。
そこで、言葉をもっと削って、極限まで削って、必要なことしか伝えないように、文部省主導で変えてはいかがでしょうか。
例えばこのケースでいえばこうですね。
まあ男らしい。
この長ったらしい文章とかも「キモ山、語尾違う。日本語、難しい。日本語、変えろ」と、ずいぶん短くなります。
なぜこの女性はこんなにもキツイのか
さて、この話のもう一人の登場人物、キツイ女性について考えたいと思います。
みなさんも指摘している通り、彼女がきつい一言を発した背景には、他人の目があると思うのです。
この一言の裏には
・おもしろい話題を提供して友達との距離を縮めたい
・似合うとか言われちゃって、なんだか自分で言ったわけじゃないのに自慢みたいになっちゃったから、ちょっと落としときたい
などの思いがあったのでは、と推測します。
それらはすべて善意だと思うのですが、問題は、手段。他人をおとすことによってこれらの目的を果たしてしまったということです。要するに彼女は会話がちょっと不器用なわけです。
他人をおとす芸は下手な芸人のやること。彼女に進めたいのはNSCへの入学ですが、NSC以外にも会話芸が学べる場所があります。
中学校です。
大人向けの中学校を開設してほしい
中学校を5年制にするなども考えたのですが、(個人的にも)お願いしたいのが大人のための中学校の設立です。
ここではマウンティング癖やトリップ癖などのある中二を引きずってしまった大人たちが、同じような大人たちと一緒に緩やかに中二病を矯正していける環境が整っています。私も入学希望です。
まとめ方がわかりません
要するに
・キモ山が失敗したのはたぶん今回だけじゃない
・心配しなくてもみんなそんなに悪い人じゃない
・ほんとに悪い人がいたら他のみんなからも怖がられてて居場所失っていくから大丈夫
的なことを書きたかったような気がするんですが…
途中でやる気がそがれてこんな文章になってしまいました。今回はウ○コ言わなかっただけでも自分を誉めたい。