外では大雪が吹き荒れ、オリンピックの熱気の裏でひっそりと絶食ダイオウグソクムシが天に召される中、
この男子オリンピックへの止まらぬ愛をどこにぶつけたらいいのか!?
眠っている夫の布団の上から
「とったよ!こりゃとったよ!」と叫んでも
「う~ん、よかったねぇ。よかったねぇ」しか返ってきません。
「わたしゃね、高橋の順位は関係ない、感動したんだわよ。チャンは残念だったわよ、でもあの人もすごい人なんだわよ」
「う~ん、よかったねえ、よかったねえ。」
お話になりません。ただの羽毛と脂肪の山と化した夫に何を言っても仕方がない。
実家に電話をかけても誰もでない。
ツイッターにも誰も返信してくれない。
もしかして私はこの世で1人でテレビを見ているんじゃないだろうか?
まだ羽生選手の金メダルを待つ中、
高橋選手。
結果はメダルに届かず。残念だったけれど、
彼の演技には、感動するものがあったんだわーー。
どしろうとですからね、回転数なんか数えられませんけど、
あの安定感と表現力?
ケガから復帰してきたオリンピックであの笑顔を見せられるあたり、
「だからこの人が選ばれたんだ」思ったわ。
小塚と高橋、どちらにしたらよかったのかって、答えは出ないけど、
ここぞという場面で何かが降りてきた感じは、
「ああ、この人が今の最強の男子スケートを作った人なんだ 」って
にわかナットクですよ。
ちなみに私は町田派ですが。
「最後」という言葉をずいぶん口にして自分を追い込んでいるようだけど、
最後と言わずまだやってほしい。
今成績が安定しないし、まだまだいけるんじゃないの?って。
確かに世界レベルの滑りだったけれど。
ベストじゃないと思ったのよ。羽ばたききってないわ、火の鳥。
手の「パタパタ」が「ぴょこぴょこ」だったもの。
まだ飛ぶでしょ?飛ぶといってほしいわ。
小塚選手と町田選手ね。まだあると期待したいわ。
羽生くん。早すぎる頂点。
ルックスも表情も動きもすべてがかわいすぎる。
花束渡すおばちゃまもほっぺ触るかわいさ。
心配なのは毛のことだけ。