願わくば、わが子には賢い子になってもらいたい。
あと、できることなら美人になってほしい。同時にかわいかったらなおいい。
あと優しい子になってほしいな。スタイルもいいといいな。
アクティブであってほしいし好奇心旺盛だとうれしいし運動神経もほしい。
なんでもかんでも願いだすとキリがないので、そういう時は3つに絞り込むことにしています。私の子供に願いたいことトップ3は、今のところ、
1.健康な子
2.I'm OK, you're OK、な、自分も他人も肯定する子
3.幸せになるために何が必要か考えて、幸せになるために行動できる子
かなぁ。
そんなことを考えていた時に、興味深い実験について読んだのでご紹介します。
最近1960年代に行われた赤ちゃんを対象にした心理実験だそうです。
自分で勝手にお水飲むようになりました。毎回お決まりのように「ぷはぁ」っていうのはなぜ。
実験の内容
実験者:発達心理学者メアリー・アインズワース氏
対象:26人の赤ちゃんとその母親
赤ちゃんを部屋に知らない人と2人きりにして、お母さんが部屋を出る。その後またお母さんが戻ってきたときの反応を見る。
望ましい反応
・お母さんが近くにいる間は遊びに没頭し探検する。
・お母さんが部屋を出ると泣くなどして不快な反応を示す。
・お母さんが戻るとご機嫌になり、すぐに安心して探検を再開する。
・知らない人に対する反応はまちまちだが、明らかにお母さんの方を求める。
このような結果が出た赤ちゃんのお母さんは、わが子の要求にすぐに反応するそうです。
そのため、赤ちゃんは、必要な時にお母さんが来てくれると思って安心しているそうです。
半分以上の赤ちゃんは、実験者たちが「良好(信頼関係がある・精神的に安定している)」と考える反応を見せました。
赤ちゃんが安心できていない場合の反応
回避的―消極的アタッチメント
・お母さんが近くにいてもあまり一緒に遊ぼうとしない
・人と遊ぶよりもモノで遊びたがる
・お母さんが部屋を出てもあまり気にしない
・お母さんが戻ってきてもあまり変化がない
・知らない人に対する態度とお母さんに対する態度があまり変わらない
母親が独立心旺盛な子供を育てようとしすぎるとこうなりがちなのだそうです。
赤ちゃんは泣いても無駄だと理解していて、あまり助けを求めない状態です。
曖昧ー不安なアタッチメント
・お母さんが近くにいるのに、知らない環境に戸惑い不安がっている様子
・お母さんの注意を引こうとするけれど、実際に注目されると苛立たし気に拒絶する
・お母さんが部屋を去ると激しく嫌がる
・お母さんが戻ってきても落ち着かず、お母さんに対して怒りを向ける
・お母さんが戻ってきても遊ぶことを再開しようとしない
・知らない人に心を開かない
お母さんが赤ちゃんの要求に気まぐれに応えたり応えなかったりするとこうなりがちなのだそうです。
無秩序なアタッチメント
・お母さんが戻ってくると機嫌が悪くなる
・お母さんに抱っこされると凍り付いたり無表情になったりする
・体を前後に揺らしたりする
もっとも問題と考えられる反応。お母さんの赤ちゃんに対する態度は過干渉、無関心、怒りが多い、または赤ちゃんを恐れているなど。
補足
この実験は、赤ちゃんのお母さんに対するアタッチメントが最も強い11ヶ月-1歳半の赤ちゃんに行われたそうです。元の性格によってこのような反応が出る場合もあるそうなので、あくまでも目安なんだそうです。
また、当然この時のアタッチメントスタイルはのちの人格や人とのつながり方にも影響してくるそうです。
うちの子の場合
うちの子、私がいなくても平気だし、怒りを私に向けることも多い。
もしかすると、私の態度が気まぐれなのかも…とちょっと不安になりました。
とは言ってもまだ10ヶ月、これから変わる可能性があるし(シャロは2〜6ヶ月の頃の方が人見知りがひどかった)。また怒りっぽいのは、生後0ヶ月の時からそれらしき兆しが見えていて、色々調べた記憶があるので…性格…だと思います。
ただ、これを読んで、改めて赤ちゃんが必要としていると時にすぐに手を差し伸べよう、と自戒したのでした。
参考サイト:
The Four Infant Attachment Styles Spot On!
Mary Ainsworth | Attachment Styles | Simply Psychology
すっぱいものを食べた時の反応が漫画みたい。