以前も書いたけれど、おんなの生きづらさは、
所謂幸せピラミッドを上がって行くことが本当に幸せ度と連動していないことに起因していると思った。
この原因がもう1つあって、女性の生き方がフォークのようにぱっくり割れていて、
現実的に女性はどちらかしか追い求めることができないにも関わらず、
必ず両方の指標で評価されることだと思う。
とっても端的に言ってしまうと、バリバリルートと家庭ルート。
男の場合、ルートが分かれていない。
バリバリルートを追及すれば、自然と男ルートで成功する。
だから女はどこまで行ってもお互いに妬む余地があって、お互い味方になることもない。
男性諸氏にもピンとくるように、ゲームの世界で例えてみよう。
どちらか一方の、極端なルートを選択せざるを得ず、ほとんどジョブチェンジの機会がないのが女。
いっぽう男は剣士ルートを邁進するといずれ魔法剣士への転職が可能となり、
誰からも一目置かれるパーティーメンバーになれるのだ。
昨今、『女も魔法剣士として成功できる方法を確立しよう』というのが
声高に叫ばれていると思う。
が。私が言いたいのは、
男側の見直しが進んでいないんじゃないかと言うこと。
いい加減、男が魔法使いルートを進むことを許してもいいんじゃないか。
だって、女には2つのルートがあるのだ。
それはある意味恵まれたことではある(恵まれたことだった時もあった)
ただ、たまに下されるあまりに辛辣すぎる評価にさえ甘んじることができれば。
でも男には1つしかない。
男にだって、2つのルートのどちらかを極める権利があっていいはず。
そもそも、女性を魔法剣士にするためにはそうするしかないと思うのだ。
だって考えてみてくれよ。
女が剣士や魔法剣士になっても、
バックアップする魔法使いがいないんだよ。
だから男の魔法使いを育てようよ。
そうすれば女でも、剣士ルートを極めればこんな男がついてくるのだ。
維持費: 3,000,000~5,000,000/年
(エステ代・月1回のスイーツバイキング代・習い事代・旅行費込)
もちろん、中途半端な稼ぎしかないのに魔法使いを求めるとこういう男がつく。
維持費: 1,000,000~3,000,000/年
(年1回の小旅行・コンビニ菓子代込)
もちろん、このいささかグレードが落ちる魔法使いも
生殖機能は高価なものと同様に標準装備されているのでご心配なく。
これぞ男女平等。
こうすれば、剣士ルート・魔法剣士ルートを邁進しようとする女性も増えるだろうし、いい棲み分けになる。
なお、こんな社会が実現するために必要なものを考えてみたんだけど、
■意識の変革
・たとえ家でぐーたらしてるだけでろくに家事もしない男であっても、決して「ヒモ」とは呼ばない。
■科学の発達
・男性の妊娠を可能にする
・完全な体外受精、体外妊娠出産を可能にする
といったところかな。道のりは遠そうだよね。