秋です!柿です!干し柿食べないと!
毎年この時期になると渋柿どっさり送られてくるのでおすそ分けとかするんですが、
だいたいシワシワになるまで干されちゃうんですよね。
シワシワになる前に食べてと言っても
「ちょっと心配だった」とか「食べようと思ったら家族に止められた」とかね・・・
シワシワのを食べればいいんだったらちゃんとうちで干してかから、できあがったものをあげるよ・・・(;;
みんなこのやり方知らないの?とネット検索してみたら・・・
全然出てこないの。半熟干し柿。
で、たまにヒットすると
特別な製法で作った半熟半生干し柿!!
って出てきて・・・・・・・
特別な製法・・・?
吊るすだけなんだけど。早く食べるだけなんだけど。
もしかして、うちのやり方が変?
これらすべて田舎育ちの母伝授なんですが、
田舎育ち一世って、胃がうちらとちょっと違うって言うか、
ほんとワイルドっていうか、
もうターザンみたいな人種で。
こないだも拾った栗生でバリボリ食っとったからね。
ネットで調べたら生栗虫いる言うても「ほへー」って言いながら食ってるし、
無理矢理食わされたけど生栗なんかうまくねーの。
そんで急に立ち止まってムカゴ収穫して生で食わせやがるしね。
だからうまくねえんだよ生!!!!!
だからその、ターザンたちの食いかただからさ。
もしかしたら一般の人たちには向かないのかなって。
でも自分今のところ死んでないし。
毎年この食べ方してるけど死んでないし。
こんな時頼りになったのは祖母なんですが。
●●どこに生えてるとか、●●どうやったら食えるとか、●●にどの着物着てくとか。
昨年亡くなってしまいました。
知識は人と共に死んで行ってしまうんですね・・・。
そんで代わりに叔父に細かいやり方確認しました。叔父も立派なターザンですが、うちの母よりは頼りになります。まあだから大丈夫でしょう。
さて、渋柿ですが、軽くネットで調べましたがタンニンの渋みを感じなければ食べて大丈夫みたいです。
青い柿は危険と聞きますが、ちゃんと熟して干して甘ければOK。
どの渋柿の種類でもやり方は同じ。
それぞれちょっと味が違う3種類のやり方をお伝えします。
①吊るす
皮向いて、ヘタに荷造り紐結び付けてその辺に吊るしておきます。
都会だと外干しは厳しいと思いますが、私は毎年室内でやって問題ないです。
湯気とかが当たる場所じゃなければこの季節大丈夫じゃないでしょうか?
(だってあなたのお肌も干し柿みたいになってるじゃない?)
さて、吊るし柿の食べごろの見極め方ですが。
私は大1週間ちょっと、中1週間、小1週間弱、
とう最大級にざっくりとした目安でやっています。
いつも手でプニプニしてみます。
まだ食べごろでないころは、中に芯があるのがわかります。
毎日プニプニしていれば、芯がどんどん減って行くのがわかります。
芯がなくなったら食べごろ。
もし見誤って渋みを感じても、口をつけた部分を切り取ってまた1日干します。
私はいくつも吊るしておいて、最初の1つが食べごろになってから
毎日1つずつ消費して味の変化を楽しんでいます。
最初はかなりジューシーでフルーツらしいのですが、
だんだん外側の歯ごたえのある部分が増してきて、甘さも強くなっていきます。
②焼酎つけて密封する
ヘタのところに焼酎ちょっとつけて、ビニール袋で密閉して冷蔵庫に放置します。
種類や入れた時の柿の熟し具合によるのですが、1~2週間くらいでしょうか?
とろとろした食感になります。
叔父によるとこれはメジャーなやりかたなのでネットにも載っているはずだとか。
③放置する
2番もそうですが、このやり方をする時は必ず先に皮をよく洗ってください。
なぜなら皮がうすーくなってしまって、剥けなくなるから。
口に入れて出すか食べちゃうかすることになるので。
シンプルに常温放置です。
皮がどんどん薄くなって行って、中の水分ではちきれそうになったら食べごろ。
指でつっついて皮がプチッと破けるころでしょうか。
色がいかにも熟した赤い色になっていきます。
これはもうドロドロになっていて、食べると言うよりも吸う感じになりますが、
これまた変わった食感でほんとにおいしい・・・。
またこれは冷凍保存もOKで、うちでは柿シャーベットと呼び、
冷凍してスプーンですくって食べています。
見極めが大事で、勝手に皮が破けるくらいまで行くともう酸っぱくなってしまって廃棄することになります。
食品はなんでもそうですが、自己責任で衛生管理に注意しつつぜひ試してみてください!