飯能からバスで40分、そこからさらに歩いて40分という、
ミニ秘境レベルのアクセス難易度の高い場所にこの竹寺はある。
多くの和歌に歌われたことや、今でも神仏分離していない寺であること、
またいつ訪れても花が咲いているほど花が多いことなど見るべきところは多いが、
車ユーザーでない徒歩の者が、こんなところまでわざわざやってくる価値があるのは、精進料理があるからだ。
季節の山菜に、花と和歌が添えられて出てくる。
味も見た目もすごくいい。
写真を撮りそびれてしまったのだが、ここで食べられるもので一番おもしろいのは、
葉っぱの天ぷら。
柿の葉、桜の葉、もみじなど、ハッキリ言って、その辺におちてる葉っぱが
堂々と料理として振る舞われてくる。
っていうか、紅葉している。紅葉している葉っぱとか、食うもんなのか。見た目にはきれいだが。
そしておもしろいことに、葉っぱもそれぞれちゃんと風味が違うのだ。
たとえば桜の(落ち)葉 の天ぷら。
ほんのりと、桜の塩漬けの風味がする。
これを経験したらもう、
落ち葉見ても「食えるんだろうな」と思ってしまう。
掃いて集めてゴミ袋につっこむアレが食料に見える。
というか、もしも遭難したら自分食べるだろうな。もみじ。
食事スタートは11:30。送迎はあるが大人数は乗れない。お値段はHPでご確認どうぞ。