牙を抜かれた主婦の絵日記

育児マンガとどうしようもない独り言。お気軽にコメントください!

コロンブス出発からラス=メニーナスへ。スペイン王家の超複雑な関係

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世界三大絵画の1つ、ラス=メニーナスの実物を見た時は息をのんだ。
等身大で、ラフなタッチなのに部屋の奥まで下がって見ると立体化して、
人物がそこにいるかのような錯覚を覚えた。

ベラスケスは空気を描いた画家というが、
奥まるにつれてぼやけているのが、「ほんとだ、空気が見えた」と思った。

女の子のかわいらしさ、奥の鏡に映る、娘を見守る両親の姿、王家の人なのに、大昔の人なのに、現代にも通用する、あまりにフツウの家庭だ。

しかししかし、
実は鏡に映る仲睦まじそうな両親は、伯父、姪の関係だ。
中央にいる少女マルゲリータは、近い血縁同士の結婚を続けて生まれた子。
その後自らも 叔父にあたる人と結婚し、26歳の短い生涯を生きた。

今回は絵画の話ではなくて。

変な趣味だけど、家系図を書くのが好きだ。
複雑な系列が混線しないように、どうにかして画面に入れようとする作業が楽しい。
パズル感覚。
これが神話の系譜だったりすると恐ろしいことになるけれど、
リアルでもやりがいがあるものがある。

それがこのマルゲリータ王女のスペイン・ハプスブルグ家。
コロンブス時代の女王から見ていくとこんなことになっている。

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あみだができそうだ……。
こうやって見てみると、あの人とあの人がつながっているのか、等と驚きがあって、ヨーロッパ王室はおもしろい。