以前、ホピ族の予言を紹介した時に、ホピ族を代表し国連でスピーチを行った4人の長老の話を書いた。
4人中3人は100歳以上、1人は90歳まで生きたという。
けっこう昔のホピは長命だったらしく、 100歳以上もざらにいたとか。
彼らの長生きの秘訣はなんなのか、考えてみた。
トウモロコシを大量に食べる
主食がトウモロコシで、後は豆、瓜など。狩りもして兎などを食べる。
とうもろこしは食物繊維やリノール酸などを含む栄養価の高い食品。
近年では抗酸化作用が注目されているらしい。
特に彼らがよく食べるのは青いトウモロコシ。
私たちが食べているものよりもプロテインが多く、糖度が低いそうだ。
テレスペルマ茶(別名 ナバホ茶・ホピ茶)
免疫力を高めると考えられている漢方薬、ビデンス・ピローサと似た成分を持つと考えられ、このあたりで広く飲まれてきたそうです。
味は緑茶に近いらしい。
病ごとに専門集団がいたらしい
それぞれの族が専門分野を持っていたらしい。呪術的なものが多かったそうだが、一族に伝わるハーブなどがあったとのこと。
たとえば、赤ちゃんの耳が痛い時は笛族を呼び、笛族に伝わるおまじないをしてもらうのだそうだ。
女系社会がちょうどいい!?
ホピ族は女系社会。土地は女性に引き継がれ、畑仕事は両方で行った。通い婚で、お互い妊娠するまで恋人は何人かいる。
妊娠が妊娠すると、恋人の中で一番好きな人と結婚するそうです。
離婚は簡単で、現代と同じくらいの離婚率だったそう。
結婚制度が緩やかで、男性の社会的プレッシャーが軽減される家族の形がいいのかも。
古くから近親婚が禁止されていた。
同じ族に所属する者同士の結婚が古くから禁じられていた。近親婚が少なく、強い遺伝を保てたのも長命につながっていると考えられる。
強い日差し
強すぎる日差しは皮膚が弱い人には危険だが、この地域では強い日差しが行現金の殺菌に役立っていた。
瞑想とダメな自分を認めること
瞑想と複雑な世界観で知られる彼らだが、一族のメンバーが犯罪を起こすことは特に現代では多い。そんなことがあるとホピ族は「私たちはホピ(平和)になることを目指している人たち。もちろん今は欠点もある」と言うそうだ。
「今の自分は完璧じゃないけれど、もっとよい人間になることを目指しているよ」という、自分を否定しない考え方。
過去には長い寿命を誇っていた彼らだが、
今ではアメリカ最貧のエリアに居住することを余儀なくされている。
アルコール中毒や窃盗が問題となっている。
近い状況にあるスー族に至っては、寿命が男性48女性52(2012年)。
長寿を保てた生活スタイルや精神性は過去のモノらしい。