州によって違いはあるものの、アメリカの学校には、演劇の授業があることが多い。
私が行っていた中学校でも必修科目の一つで、技術・家庭科同様全員が一学期の間受けていた。
演劇を学ぶメリットとは。
一般教養
日本でも「ロミオとジュリエット」は当然知っているものとして話を進めることが多い。それと同じように、欧米圏の人の多くは、「オセロ」「リア王」「真夏の世の夢」等のだいたいの内容を知っているものとして話を進めることが多い。
表現力が養われる
アメリカでは、ディベートの授業も重視されているが、ディベートには表現力が必要。人間が機械ではなく生身でできている以上、感情に訴える手段はいつでも有効だ。
また、発声法も養われる。
日本では小さな声で話すのが美徳だが、はっきりと話すことをよしとする国は多い。
度胸が身につく
大勢の人の前に立つ訓練になる。チームでの行動・役割分担の意識が培われる
演劇を作るのは役者だけではない。演出・照明・大道具などの人たちが関わり、それぞれ意見を出し合いながら1つのものを作っていく。チームで動くこと、自分の役割に従うこと、他者の役割との関わり方が学べる。
プレイヤーとして、また組織人としての立ち位置を学ぶために若いうちから演劇を学ぶというのがアメリカ人の考え方らしい。
参考サイト(演劇を学校で必修科目にすべきという意見が多数派を占めている):
Should Drama and Speaking be made a Compulsory Lesson in Schools? | Debate.org