牙を抜かれた主婦の絵日記

育児マンガとどうしようもない独り言。お気軽にコメントください!

お店レビュー

昨日いった店のレビュー。

馬肉中心の創作料理というコンセプトにひかれて
新橋の「馬並み家」へ

馬肉をよく食べるという青森の食材を中心とし、
ニンニク、馬肉、リンゴ、長芋、鶏肉をふんだんに使用している。

鶏肉のたたきとリンゴのドレッシングがかかったサラダなど、
どのお料理もなかなか。

さて、お店に入るとすぐに違和感を感じたのが、
壁に並ぶ天狗のお面。

「正直」と書かれたはっぴの生真面目そうな店員さんたちが
てきぱき働く雰囲気にどうにもマッチしない。

かかっているのは心がふさぎそうになるナツメロ。
なんだって昔の人たちはみんなエリーやらジョニーやらマリリンのことを歌うんだろう。
ほんとはマリーなんて名前の人と会ったこともないんだろ?
聞いたことがある曲も多かったがよくよく歌詞を聞くと、
昔の曲ってなんか淫靡だ。
日本に性が氾濫してるのは今に始まったことじゃないらしい。

ふと、友人が指差すのにしたがって目を上に向けると、
江戸時代の春画がたくさん飾られている。
ほう、なるほど、日本の古きアート、春画とはなかなか。さすが大人の町新橋。
だけどちょっときわどいなあ

見回せば、他の皆さんのテーブルには赤いボトル。
「あれなんですか?」
「はい、あれはお通しのマムシドリンクです」

はい。やっとコンセプトを理解しました。

メニューをみると、
「馬並みソーセージ」係長クラス750円、部長クラス1200円とか

「すみません、部長クラスと係長クラスはどう違うんですか?」

四角メガネの生真面目そうな店員が目を輝かせながら説明する。

「はい、係長は、こーーーんなに小さいんです。そして複数います。
部長はどでかいです。一人で全員面倒みられるってことですね!」

一人って言うな。

「係長はこーんなに小さいです。やっぱり部長ですね」

どうしても、部長をすすめたいらしい。頼んでみると、写真のブツが出てきた。(エロ注意)

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元々親と一緒に来る予定だったことを考えるとぞっとするわ。

ぶっといソーセージにはさみを入れる前に店員ははっと手を止め、
「嫌いな部長、いますか?」
言えば、嫌いな部長の名前を呼びながらソーセージを切ってくれるサービスらしい。

それ以外は実にちゃんとしたお店です。
帰る時も店員たちが声をそろえ、

店員「馬並みになられたお客様お帰りです!今夜も・・・」

全員「いっぱーーーーーーーーーつ!」


全部それか

 



お店はそれなりにおいしいです。
馬肉に抵抗がない人にはおススメ。

早くあのお店が迷走をやめて元の道に立ち返ってくれることを祈るばかりです