牙を抜かれた主婦の絵日記

育児マンガとどうしようもない独り言。お気軽にコメントください!

昨日は命日でした

1年前の昨日の10:47頃、1年半の闘病生活と3日間の失明と1晩の高熱の末、うちの愛犬が亡くなりました。

ひとつわかったこと。
死後の世界はないんだなーと思った。
信じている人、あくまでバカな私ひとりの考えなのでどうかお気になさらず。

昔は、たぶんそういうものは存在しないんだろうな、と思いつつも、
これだけ人がいうのだからもしかしたらもしかしてあるのかも、と、とっても漠然と思ってた。というか、比較的どうでもよかったのでなんとなく少しは信じてた。

今はどれだけの勢いで人間が死後の世界を夢想し豊かに想像するか、いやというほど思い知った。
その妄想が完全に否定されない限りは、砂粒ほどの確率とはいえ、それが実在する可能性があると思うことでたっていられることがある
頭の中でそれが真実だと自分に言い聞かせる。死後の概念はそうやってできあがっていったんだろうなぁ、なんて思った1年。



洗濯物の山をゴソゴソと探ってイタズラしてるの知らん振りしたい
そして引っ張り出してきたタオルを見せびらかしにきたときに、イタズラしてるのに気づいてなかったふりして「またそんなことしたのっ!」って驚いてみせて、ビー玉みたいな目が得意げに大きくなるのを見たい

屈むと小走りでやってきて、おでことおでこをくっつけて目をとじてじっとする
目をじーーーーっと見る
寝るとき手を握ってほしがる

写真の中に手をつっこんでその時代に戻りたい。


そのとき私はこれ以上愛するものを増やすのが嫌になっていた。
今あるもので手一杯だと思った。

明けてみたら彼女が押し広げたふわふわしたあったかい心のスペースがまだそのままに、そのスペースを埋めるものをまだ求めているのを感じる。
どーぶつは愛されることを求めるが愛すことも求めるものだと感じた。