牙を抜かれた主婦の絵日記

育児マンガとどうしようもない独り言。お気軽にコメントください!

ルイ保育園に行く

 

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全部一か所で全自動で済ませられるなんていいですね・・・・

なんと、ルイの保育園入園が決まりました。お姉ちゃんが行っていたのと同じところです。保育園ほとんど諦めていたからちょっと気持ち的にバタバタしております。

 

先日私の健康診断のため1日半ルイの断乳をしたのですが・・・
冷凍母乳は泣きながらもなんとか飲んでくれたルイ。でも粉ミルクに変えると・・・もう厭世的な表情になってただこちらを見つめるようになってしまいましたww保育園行けるのかよ・・・。

おっぱい復活させたらすぐにいつもの笑顔が戻りましたが。

赤ちゃん返り卒業からの・・・

どうも、ご無沙汰しています。

一連の入院記事からずいぶん経ってしまいました。
各種入園手続きなどがあって急がしてくしていたらあっという間に日々が過ぎていました…。

 

前回の入院後、シャロが突然赤ちゃん返りを卒業しました。

保育園の先生たちも笑顔で迎えてくれるようになりました…先生たちからも「赤ちゃん返り卒業しましたね」と言われて。

それにしても赤ちゃん返りMAX時は大変でした。5歳児に間違えられる背丈なので暴れると大変だし、周囲の人からは大きい子が暴れているようにしか見られないし、終わってから振り返ってみると本当につらかった。

 

まあ、そんな平和な日々がしばらくあったのですが、
今現在ですね、また赤ちゃん返りを起こしています。
ただ、今回は外で暴れたり、駄々をこねて泣き続けたりはしません。家の外ではちゃんとしてくれるのでだいぶ助かっています。
でも、指をなめたり、夜中起きたり、すぐに寂しいと泣きだしたり…。あと吃音も出てきました。

朝5時から7時くらいはずっと私の首にしがみついて時々寝ぼけて怒って蹴りを入れるので、夜間授乳と相まって私の体力はかなり限界まで来ています。

もっと詳しく書きたかったけれど、そんな余裕すらなかったかも…。

とにかく毎日シャロが帰ってからどうしよう…って感じですが、どうにもならな過ぎて今も思考停止しております。ああ、どうしよう。

入院後赤ちゃん返りが治ったということは、やっぱり、あの時親の一生懸命さとか、愛されているということが伝わったんじゃないかと思うんですが…あの時のようなことはもうできないし、今はいろんなところにガタが来ていて倒れる未来しか見えませんww

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イントネーションでわかるんかなあ…夫がもう、2人目だから油断しまくってて、平気でルイに「うるさい」とか言うんですけど、そのたびに激怒するんですよね。

退院後

退院の日は土曜日だったのでパパが行きました。

土曜日の朝一に先生が判断するとのことだったので、万が一入院が延びた時にショックを受けないよう、「明日帰れるかもしれない」とだけ伝えていたので、帰れることが決まったときは「よかった、帰れる!」という感じの反応だったそうです。

ケーキを買ってもらって帰宅。

ずっと家にいたルイに対する嫉妬が芽生えたらどうしようと心配でしたが、帰ったらすぐにルイにかまいだし、泣いたら絵本を読んであげたりして、相変わらずのいいお姉ちゃんでした。

おばあちゃんに電話で「シャロちゃんね、喉がいたくなっちゃったから、病院にいたの。いちゅも。でも注射は痛かったの。」と話していました。ちゃんと理解しているんですね。

入院後の変化

つらく寂しいシャロの入院でしたが、実はよい面がたくさんありました。

まず、シャロが前よりも聞き分けがよくなりました。理由はよくはわからないのですが、もしかしたら・・・家族でいられる時間を大事にするようになったからじゃないかな、という気がしています。一緒に仲良く過ごしたいから、いい子にしているんじゃないかな、という感じ。

また、生活リズムが整いました。テレビ中毒もすっかり抜けて、テレビをつけずおままごとやお絵かき、ジグソーパズルをして遊びます。私や夫も、前よりもシャロと遊びの相手をするようになりました。私たち大人もシャロとの遊び方を学んだような気がします。

手洗いをさぼろうとするときなど、つい「また病院に行くことになるよ」と叱ってしまうのですが、そうするとちょっとパニックっぽくなります。すぐに言うことを聞いてくれるのでつい言ってしまうのですが、あまり多用してはいけないな・・・と反省です。

心配なのは、今後インフルエンザなどで病院に行かなくてはならない時・・・パニックを起こさないか。

学んだことなど

今回のことですが、先生たちに聞いたのですが、予防する方法はないのだそうです。どうしても偶然起きてしまうこと。

こんなことがあるといつも以上に神経質に手洗いやシャワー洗濯などしてしまうのですが、子どものうちにかからないと重症化するものだってあるのだし、病気を恐れすぎてもいけないな、と思ったのでした。

夜間の小児病院は、「ママ、ママ」「痛いよ」という泣き声が響いて、それはそれは悲しい場所でした。

小児科に従事している方々の多くは、子どもが好きな人だと思うのですが、子どもが回復していくうれしい場面だけじゃなく、泣くところも見なくてはならないのだと思います。そんな現場に努めることを選んでくれたことに頭が下がる思いです。

また、少しでも早くそんな子供たちがおうちに帰れるよう、医療現場の改善や教育研究が進むよう、もっと政治参加したり募金などしたりしたいな~と思ったのでした。

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なぜかシャロは大きくなったら男の子になると思い込んでいます。

空を見るシャロ

初めて保育園に復帰した日、お散歩に行くとシャロは時々「なんで自分はここにいるんだろう」という感じで空を見上げていたそうです。

入院前のある日、公園でそれまではしゃいでいたシャロが突然空を見上げるとテンションが下がり、「一人になりたいの」とベンチに腰かけてうつむいたそうです。

「どうしたの?」と聞くと、「昨日ママとケンカしたこと思い出しちゃって」と言うのだそうです。その様子を見たお友達が心配して「どうしたの?どうしたの?」と声をかけてくれたそうです。

復帰したこの日も、空を見上げるシャロをお友達が心配して「どうしたの?どうしたの?」と声をかけてくれたそうです。シャロの成長と、お友達とのつながりの成長が心になんとも響きます。

 ルイちゃんは昨日少し調子が悪かったのか、いつもより泣いて不機嫌でした。今朝便が出たと同時にニッコリが出たので、便秘で不機嫌だったのかな。今は抱っこ紐の中で寝ながらニコ~としています。

入院5日目~

入院5日目

夫が家を出ると同時に、近所にホテルをとった母に来てもらって病院に行く。

 着いた時のシャロの精神状態は悪くなさそうだった。看護師さんへの警戒も解けてきてルイの話など時々しているそうだ。でも、昨日の夜中は「ママ、ママ」と泣いていたのだそうだ。

 

何冊も本を読んだ。「めばえ」の付録にバイキンマンのおもちゃが入っていて喜んだ。画用紙に簡単に家の絵を描いてそこでおままごとする。私が帰る時も一人でそれで遊んでいて、「ちょっとご飯食べて、ルイちゃんにもご飯あげてくるね」と伝えても「うん」と明るい声だった。

 

ルイにパイをあげて着くと病室の前から泣き声。バイキンマンを片手に握りしめて泣いている。隣には絵本の山があった。自分で絵本を眺めながら気を紛らわせようとしたんだろうか。

添い寝したら数秒で眠った。起きた後は寝起きのためか不機嫌だったけれど、もう一度帰ると伝えても、「うん、じゃ、ママが行ってる間これやってる」と、保育士さんに教えてもらった通り、毛糸に細かく切ったストローのビーズを通してネックレスを作る作業をやっていた。

またルイのお世話をして戻ると、看護師さんから、「シャロちゃん、『あとでママが来るんだ』って、フウフウ言いながらがんばってご飯食べてましたよ」。

シャロに会ったら、口をずっと閉じている。無理やり開かせると、苦手な野菜が入っていた。頑張って食べようとしたけれど飲み込めなかったらしい。がんばって食べて早くおうちに帰ろう、という言葉が響いたんだろうか。

 

 

消灯の時間に向けて院内はだんだん静かになっていく。そうするとシャロは、ママが帰る時間がちかいのがわかるらしく、

「今日はシャロ、ママと寝たいの」などと、あたかも今日だけ一緒に寝たいかのような口ぶり。

添い寝したらすぐに寝た。

 

6日目以降

こんな調子で、結局10泊した。

少しずつ慣れていったけれど、やっぱり病室に着くたびうつむいて座っていることが多かった。

「寂しい、寂しい」と泣き出すこともあった。

ただでさえ赤ちゃん返りしていた真っ最中、しかも哺乳瓶絶ちしていた3ヶ月の赤ちゃんがいるという、シャロの精神状態的には最悪のタイミングだった。

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見るたびに違う表情をしてるんですw
毎度毎度、目を合わせるたびに両手両足をバタバタさせて笑顔になってくれます。
産まれた頃クセだった舌を出すのも眉間にしわを寄せるのも減ってきました。強かった向き癖も少し改善です。

ただこの子はシャロに比べて乳児湿疹が強めに出ていて、少し悩ましいです。

 

入院4日目

 8時前に着く。シャロが起きる前。起きた時にそこに居られてよかった!

熱が引いているけれど、精神状態はよくない。

 

カーテンを開けた。この辺りは夜暗くて、星がよく見える。夜に来るたびシャロに見せたいと思っていた。今はもう明るいけれど・・・病院は高台にあって、それなりに景色がいい。

シャロは久しぶりの景色に見入っていた。長いこと無言で見つめ続けている。そしてぽつぽつと、

「(空の雲)コムギちゃん(知り合いのうちの犬)の形ね」
「あれはおじいちゃんおばあちゃんの家かな」

ご飯を食べようと誘っても「もっとお外見ていたいの」と外を見続けている。

 

ここまで、暴れるために歯ブラシなどもできなかったらしい。言うことを聞かせるため、「歯ブラシしないとママ帰らなきゃいけなくなっちゃう」と言って後悔した。

点滴のためグルグル巻きにされた手で泣きながら私の手をつかんで「帰んないで」と泣く。

なんとか言い聞かせて、久しぶりの歯磨き、髪のブラッシング、着替えなどをした。服を着替えさせようとすると、注射の跡を隠そうとする。

 

管は刺さったままだけれど、点滴自体は外れたし、熱も下がったので病室から出られるようになった。一緒に本を借りて何冊も読んだ。シャロはずーーっと私の膝の上にいる。

思えば、こんな2人きりの時間を願っていたんだよな。

Be careful what you wish for

何を望むか注意しろ、って言葉がある。確かに願ってたけれど、こんな形じゃなかったんだけどな。

とはいっても、2人きりでとてもいい時間が過ごせた。

 

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「もういろんな先生と会ったよ。もう充分だよ」

 こないだ私が泣いたからか、遠慮がちに言ってくる。

私もシャロももっと強くならなきゃダメだと思う。

 

シャロと塗り絵をしていたら、11時頃に夫から助けてメール。

「あのね、パパがね、シャロちゃんに会いたいって泣いてるの。だからパパ呼んできていい?ちょっと出かけてきていいかな。」

シャロはあきらめたように、素早く片目の涙を拭くと、塗り絵から目を離さないまま頷く。

 

パパが着いてから昼寝したが、怖い夢を見たのか、「いやだいやだ!」と暴れながら目を覚ましたという。

 

それを聞いて私は母に助けてほしいとメールした。母はすぐに来てくれて、夫と交代する間の空き時間を埋めてくれた。本当にありがたい・・・
シャロは食事を何も食べなかったそうだ。

20時半、私が行く。22時半に眠る。

ルイが泣いているとのメールを見て必死に走ってタクシーに乗ったのに、家はまたしても平和だった・・・・