意外と浅い歴史
O-157って、昔は聞かなかったよネって、思ってる人は多いんじゃなかろうか。
実はO-157の歴史は意外と浅くて、1982年にアメリカで起きた集団食中毒事件で発見されたんだって。
その後、日本でも集団食中毒事件が起こり、ちょっと違う型のものが発見された。
その時は、汚染されたトイレの水が井戸水に流れ込んで起きたんだそうだ。
O-157の危険なメカニズム
いろんな食中毒の原因があるなかで、O-157がとくに有名なのは、危険度も高いから。
高い胃酸耐性
まず、O-157は胃酸に対する耐性が強いらしい。だからちょっとの量でも死滅せず腸にたどりついてしまう。
腸内でベロ毒素を排出
そして体内で細胞を壊す毒素を排出。それが胃痛だけじゃなく、脳症まで起こすことがあるんだそうだ。
感染経路
個人的にずっと納得いかなかったのが感染経路。肉でも野菜でも危ないなんて、こいつはいったいどこから来たっていうのさ。動物由来なの?畑なの?なんなの?って。
肉の場合
O-157は基本は家畜の体内に存在している。例えば牛は、ベロ毒素の受容体が少ないので、O-157の影響をあまり受けないのだそうだ。
で、牛を解体した時、O-157が他の肉片に付着することがあるのだそうだ。
野菜の場合
そんで家畜の体内にあるはずのO-157がどうして野菜についてるのよって話ですが、これは肥料として使っている牛糞などに入っているものが野菜についてしまったのだそうだ。
酸にも低温にも強い!倒すにはやっぱり
熱です。75度1分で死滅するそうですから、心配な時はとにかくあっためろ!
あっためられない食べ物はとにかく洗うこと!
参考
腸管出血性大腸菌 - Wikipedia
食中毒の歴史|日本国内で発生した大規模な食中毒の一覧表
第2回:腸管出血性大腸菌O157と他の下痢原因の大腸菌について(その1)|食品衛生のトータルサイトへようこそ! sanitation|サラヤ株式会社 企業法人向け
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